ありえない、暮らし
信濃町への移住体験記(後編) 信濃町に移住してきてよかったこと8個 & 困ったこと4個まとめ
こんにちは。移住者の観音クリエイション(@kannnonn)です。
信濃町に移住してきて、都会に住んでいた頃と比べると生活の満足度が総じて上がりました。自然に近い場所で人間らしく生きる大切さをひしひしと体感しています。
前回は、信濃町に移住するために、事前にどんな準備をしたのか、物件探し、情報収集などについて書きました。
▼前編はこちら
信濃町への移住体験記(前編) 30代男性が信濃町に移住するまでの流れをまとめてみる
今回の記事では、僕が信濃町に移住してきてよかったと感じたことと、逆に困ったことをまとめます。「信濃町に住むってどんな感じなんだろう」という疑問を持っている人の参考になったらうれしい。
信濃町に移住してきてよかったこと8個
家が広くて安い
田舎町の大きなメリットと言えば住環境。庭と畑を合わせてトータル600坪ほどの広くて大きい家が、100万円という都会では考えられないようなお値段で購入できました。ローン組む必要すらないレベル。信濃町すごい。
周囲の住宅との距離にも十分ゆとりがあるので、騒音を気にする必要がないのが個人的に嬉しいポイントのひとつ。夜中に好きな音楽を好きな音量で聞いて体を揺らしていると、「あー家買ってよかったー!」と、とても満たされた気持ちになります。
僕はいきなりマイホームを購入しましたが、信濃町には賃貸物件もあります。東京の半分ぐらいの家賃で倍以上の広さの家が見つかることもあるので、移住を検討している方はまずは信濃町の物件情報を見て住むイメージを膨らませてみるといいと思います。
自然を満喫した暮らしを送ることができる
山を登って秘湯を目指したり(写真は燕温泉です)、
早朝の野尻湖でSUPを楽しんだり、
ウェイクサーフィンに挑戦したり、
友人を招いて庭でBBQをしたりと、この環境ならではの遊びが目白押し。都会ではできない遊びがたくさんあるので、暮らしていて1年中飽きることがありません。これから初めて冬を迎えるのですが、せっかくこの豪雪地帯に住むのでスキー場のシーズン券を購入してスノーボードの特訓をしようと思っています。楽しみ。
水がおいしい
これはもう、明確にうまいです。この記事(「蛇口からミネラルウォーター?信濃町はとにかく水が綺麗」)にもあるように、蛇口をひねればミネラルウォーターが出てくるレベル。東京や大阪に出張に出かけて信濃町に帰ってきて水道水を飲むたびに「ほんとにうまいな……」と感動しています。
都会に比べて静かなので仕事がはかどる
都心部と比較すると圧倒的に人口が少ない信濃町。住んでいる人が少ない分、騒音も少ないです。夜なんてほとんど無音。
そんな環境に住み始めて自宅で仕事をしていると、これまで以上に効率よく成果を出せるようになっていることに気付きました。周囲の環境って大事だなーと思います。
渋滞なし、満員電車に乗らなくていい
この辺りは車が少なく、道が広くて運転していて気持ちいいです。ちょっとした買い出しもドライブ気分。満員電車に乗る必要がないのも嬉しい。
ご近所さんが移住者にWelcomeな空気
移住の失敗談で「コミュニティに馴染めなかった」「ご近所さんからよそ者扱いされた」というのはよく聞く話。僕も信濃町に住み始める際に一番心配していたことがこれなのですが、実際に引っ越してご近所挨拶をしてみると、みんなめちゃくちゃいい人で安心しました。上の写真はご近所さんがくれた夕顔をさっと茹でて水で〆たもの。みずみずしくてうまかったです。
信濃町は観光地という側面もあって、外から来る人を受け入れる心を持っている人が多い気がします。みんな安心して移住しよう。
いい温泉が多い
車でちょっと走ったところに泉質の良い温泉がたくさんあるのも信濃町のいいところ。僕のお気に入りは写真の香風館。信濃町から車で15分ぐらいの新潟県妙高市にあって、露天風呂が気持ち良くていつも長風呂させていただいています。なんやかんやで週3ぐらいのペースで通ってる気がする。超おすすめ。
新潟が近いので魚もうまい
「長野は海なし県だから魚は期待できないのでは?」と思っていましたが大きな間違い。信濃町は長野県の中でも最北部に位置し、車でちょっと走ればそこはもう新潟県。日本海でとれた新鮮な魚介類を楽しむことができます。
上記の写真は信濃町のスーパーで買ったカツオのお刺身。脂乗っててべらぼうにうまい。
信濃町に移住して、実際に生活していく上で困ったこと:食生活や移動手段は都会と比べると大きく異なる
ここまでメリットを挙げましたが、移住生活にはデメリットもあります。以下、移住してから感じたデメリットや困ったことを並べておきます。
虫が多い
自然豊かな環境なので、そのぶん生き物も多いです。洗面所で手を洗っていたら、排水口から突然ゲジゲジが出てきてびっくりしたり、家に入り込んできたカメムシを刺激せず外に追いやるのに苦労したりすることもしばしば。虫が苦手な人にとっては辛い環境と言えるかもしれません。
夜開いてるお店が少ない
居酒屋もレストランも22時、遅くても23時には大体クローズ。スーパーも19時30分とかに閉まっちゃうので、ちょっと仕事が立て込んで買い物に行くタイミングを逃すとディナー難民になってコンビニ弁当で済ませることも。
田舎の夜が早いのは仕方ないので、この生活に順応しなきゃなと思っています。
車がないと生活するのが結構大変
信濃町には公共交通機関の選択肢が多くないので車は必須。移住を検討する際は車の購入費や維持費などを加味して考える必要がありますね。
ガソリンが高い
長野はガソリンが高いです。どこのガソリンスタンドに行っても他の県に比べて1リットルあたり10円ぐらい高めの価格設定。輸送コストが高くつくからでしょうか。
幸い信濃町は新潟が近いので、僕は温泉に行くついでに給油しています。新潟に入るだけで一気に安くなるのは不思議。
まとめ
以上、僕が信濃町に移住してきてよかったと感じたことと困ったことでした。
この記事が移住のイメージを固める参考になれば幸いです。信濃町、とてもいいところなのでぜひ一度遊びにきてください。
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