日本で野生動物を見たことはありますか？
ここ信濃町に来れば、たくさんの野生動物に出会えます。

タヌキやハクビシンは、都会の近郊でも確認することができますが、
カモシカやツキノワグマが野生で見られる地域は全国でも限られています。
ここ信濃町にも、多くの野生動物が生息しています。

信濃町に生息する野生動物たち

自然の象徴として野生動物が多いことは、悪いことではありませんが、
野生動物は、時に農作物を荒らしたり、人に危害を加えることがあります。
信濃町に生息する野生動物の種類にあわせて、その動物が及ぼす被害についてご紹介いたします。

ツキノワグマ

被害内容：農作物被害、人身被害
突発的な遭遇の時に人を襲いやすい。

ニホンジカ

被害内容：農作物被害、林業被害
ここ数年、被害が多くなってきている。

イノシシ

被害内容：農作物被害、人身被害
個体が大きくなると人間と遭遇しても逃げることは少なくなり、向かってくる。

カモシカ

被害内容：林業被害
被害は森林の樹皮剥ぎがある。国の特別天然記念物である。

ニホンザル

被害内容：農作物被害
県境付近に群れで多く出没している。
ロケット花火による追い払いは有効だが複数回実施すると慣れてしまう。

タヌキ

被害内容：農作物被害、人家周辺徘徊
皮膚病に感染したものが多く人家周辺で確認されている。

キツネ

被害内容：農作物被害、人家周辺徘徊
皮膚病に感染したものが多く人家周辺で確認されている。

アナグマ

被害内容：農作物被害、人家周辺徘徊
目撃は多くないが農作物への被害が確認されている。

野生動物に対する行政の取り組み

自然が多いことは良いことですが、こんなにも野生動物がいると、農林水産業や人々の生活にも様々な被害が発生するものです。
そこで、町では人々の安全と生活を守るために、被害をもたらす野生動物（「有害鳥獣」と言います）に対して、捕獲または駆除をはじめとした対策を行っています。

＜町からの公式な発表＞
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「有害鳥獣駆除の考え方」より
町民から鳥獣による農林水産物等への被害により報告又は依頼があった場合には
現地を調査確認の上「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に基づき
委託契約をしている信濃町猟友会に有害鳥獣の捕獲許可証を発行し
捕獲又は駆除を行っています。
有害鳥獣捕獲とは、電気柵やロケット花火などで防除又は追い払いをしているが
効果がなく農林水産物などへの被害が深刻な場合や人身被害が出る恐れのある場合に限り
信濃町猟友会に依頼し、銃やワナを使用して捕獲又は駆除をするものですが
動物も人間と同じ地球上に住む「生き物」です。
有害鳥獣捕獲という事でむやみに動物を殺し、生態系を乱す事がないように
十分に配慮し進めております。
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このように、有害鳥獣に対しては、行政が対策を行っています。
都会では馴染みはありませんが、田舎ではごく普通なことです。

ありえない自然と田舎

自然が多いから、野生動物も多い
ここ信濃町には、山、湖、森といった豊かな自然が広がっています。
だから、野生動物が多いのは、ごく自然なことですね。

緑が多いだけではなく、本当にありのままの自然が存在する信濃町の生活には、野生動物は欠かせません。
それを大いに楽しみましょう。ただし、有害鳥獣に対する被害については、信濃町役場にご相談くださいね。

※本記事の写真はイメージとなります。信濃町で撮影されたものではございません。