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ありえない信濃町通信

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半農半ITの田舎移住生活で1年が経過。初めての農業・稲作にも挑戦!「仕事と生活」体験談

ありえない、暮らし

半農半ITの田舎移住生活で1年が経過。初めての農業・稲作にも挑戦!「仕事と生活」体験談

こんにちは。飯田どなぽんです。2020年11月後半に東京から長野県信濃町に移住し、「半農半IT」生活中で、まもなく1年が経ちます。

2020年10月に信濃町の移住体験施設を利用した際に、信濃町の古民家を数軒内見し、光り輝く古民家物件を発見して即決購入。引っ越しや手続きなどを急いで終わらせて11月に移住→雪国生活突入!というハードなスケジュールでした。

さらに冬があけて春を迎えてからは、自宅兼事務所の古民家を民泊登録して民泊業を始め、人生初の農業を開始し、夏野菜を収穫して、秋には稲を刈って1年分食べるに困らない米を作るところまで進みました。

移住して雪国生活に突入!までは前回の記事で書きましたので、今回は冬の後半〜秋に至るまでの移住生活1年目の様子をお届けいたします。

移住検討段階から移住、雪国生活突入までの一部始終は、以下の記事にまとめています。

3月スノーボードシーズンも終盤

タングラムスキーサーカスまで車で5分
冬場は毎日のように斑尾周辺で朝イチで滑ってます

まず、私がこの長野県信濃町に移住したポイントの1つは、「雪国であること。スキー場が近くにあること」です。正直なところ「自然が好き。山が好き。田舎暮らししたい」というニーズだけであれば、他にも選択肢が多いのですが、「スノーボードをしたい! スキー場が近いところに住みたい!」と思っていた私には、信濃町は最高の場所でした。最も近いゲレンデは家から5分の場所にある斑尾高原、タングラムスキーサーカスなのですが、信濃町には西側に黒姫山があり黒姫スノーパーク、そしてその北側には妙高山があり、妙高一帯にはスキー場エリアが広がっています。日本中探しても、これだけアクセスよくいろいろなスキー場エリアへ行けて、パウダースノーを滑れるところはなかなか少ないと思います。

よって、「雪国大変だよ。豪雪地帯での雪かき大変だよ」と言われ続けていましたが、毎日数時間に及ぶ手作業での雪かきをして、2020〜2021冬シーズンは乗り切りました。信濃町は、雪が好きな方にはおすすめの地域ですが、雪嫌いの人にはおすすめできない地域であることは間違いないので、そのニーズが合致するのであれば、ぜひ信濃町を移住先として検討してもらえるとよいと思います。

人脈ゼロからどうやって地域へ溶け込むべきか?

人脈0からの田舎移住

移住にもUターン、Iターン、Jターンなどいろいろありますが、地元へ戻るということでなければ、初めて住む土地となると思います。また田舎移住、地方移住の場合、その土地のことはあまり詳しく知らず、知り合いも少ない状況でその土地に入り込むという場合が多いでしょう。

私自身この長野県信濃町に、もともと知り合いがいたわけでもなく、言ってしまえば「縁もゆかりもない」というところから移住をしてきました。もともとの出身地は神奈川県相模原市で、移住前は5年ほど東京都心の新宿まで歩いて10分、原宿まで歩いて10分という都心のど真ん中に住んでいました。駐車場代だけで月極4万5千円もするような場所です。

そんな都会にいた人間が突然田舎地域にくると当然、信濃町に住む地元の方々、そして自分のこれまでの生活とのギャップは大きいものになります。そのギャップをどう埋めるのか?

はっきり言ってこちらは後から突然やってきた「よそ者」です。小さい集落であればあるほど「どんな奴が東京からやってきたのか?」と興味津々で、噂が広まるのも早い田舎町です。

「郷に入れば郷に従え」、これは然るべきだと思います。ただ、「その地域で根付いて普通であることが、このまま普通でいいのか?」という部分については、意見が分かれることもあると思います。変化や改良も試していく、そのバランスをいかにとれるか。ここが田舎で生き抜くポイントなのかなと思います。

では、私の場合は、そのギャップをいかにして埋めているのか?

まず私が用意したのは、自分の自己紹介フライヤー(チラシ)です。A4サイズの紙1枚で作りました。これをお会いする方々に配って、名前やどんな人物なのかを覚えてもらえるようにしました。これは誰かに習ったわけではないのですが、これから地方移住を考えている方にはオススメの方法なので真似してみてください。やってみて、これはメリットしかないです。※ここでは一部個人情報などを伏せています。モザイクなしが欲しい方は、別途「どなぽん」までお尋ねください。

安藤農園で味噌作り
信濃町古海に住む安藤さんの家で味噌作り

4月10日、雪が降る、雪がまだ積もる

4月10日信濃町でまだ雪が降る

信濃町の冬を甘く見てはいけません。4月になってもまだ雪が降り、うっすらとはいえ積もります。スタッドレスタイヤは、ゴールデンウィークぐらいまでは付けていたほうが無難ですね。ストーブも4月はフル稼働。5月いっぱいまでは普通に毎日必要な環境です。東京などから移住される方は、信濃町は1年の4分の3が冬、4分の1が夏のようなイメージを持っていたほうがいいと思います。今年はストーブを片付けることなく置きっぱなし状態で1年が過ぎ去りました。ちなみに夏は涼しく、一度も扇風機さえ使わずに夜も心地よく寝られました。

春雪と春のおとずれ

稲作を決意し、ご近所さんの田んぼを借りる

ゴロを使って田んぼに空気を送る

移住する前は、東京に5年、その前も全て都市圏に住んでおり、田舎暮らしして農業をやった経験値はゼロでした。せっかく「ありえない いなかまち」信濃町に移住したので、農業にも興味がありましたが、道具は何ひとつ持ってない、田んぼも持ってない、さらには知識もないという、「ないないない」の三拍子揃った私でした。ところが、移住1年目にして田んぼを借りることができ、秋には無事に収穫まで終えることができました。自分で言うのもですが、スゴイです(笑)。これは、私ひとりではまったくどうすることもできないことだったので、本当にこの地域のみなさんに助けられました。そのことに感謝しかありません。

  • 田んぼを貸してくれそうな人をピックアップしてくれた方
  • 田んぼを貸しれてくる人を繋いでくれた方
  • 田んぼを実際に貸してくれた方
  • 田んぼを行うにあたりいろいろ知識を教えてくれた方
  • 代掻き(田んぼをかき混ぜて平らにする作業)の協力をしてくれた方
  • 肥料について教えてくれた方
  • 苗稲を分けてくれた方
  • 手植えでのやり方を教えてくれて、一緒に植えてくれた方
  • 「ホビ抜け!(田んぼに雑草が生えていること)」と指摘してくれて、その未知の日本語を教えてくれた方
  • 今年の稲作のスケジュールを教えてくれてたJA青空教室の方々
  • 脱穀のお手伝いをしてくれた方
  • ハゼカケ(収穫した稲を干す作業)の道具を貸してくれた方

言い出せばきりがないほど、地域のたくさんの方々からご指導いただき、まったく知識のなかった私たちが1年目の稲作を終了できました。

ここで言えることは、とにかく地域の方々と交流してコミュニケーションを増やすのが一番の近道だということ。そして、上記の自己紹介の紙にも書いたように、「畑や田んぼに興味ある!」ということを書いて渡していったので、声を掛けてもらえたというところも大きかったと思います。

雪解け後は畦作りからスタート
GWは妙高山の残雪を背景に畦作りからスタート
稲穂が実る
仲間と一緒に田植え

春は山の恵みが多いシーズン

美しい花々春の訪れ

春になると草花が一斉に芽吹き、山が徐々に緑に染まり始めます。信濃町周辺では野沢菜が有名で、みなさん育てており、冬前に収穫しなかった野沢菜は、菜の花の一種として、おいしくいただけます。本当においしいので、ぜひトライしてほしい農作物です。私も2021年は野沢菜を植えたので、冬前と春先が楽しみです。

また、この地域で驚いたのが「小ネギ」です。具体的には「アサツキ」と「ノビル」と言われている山菜2種類があちこちで自生しています。私の家の庭や畑にも「雑草か!?」というぐらいにネギが自生しているんです。これは衝撃でした。「ネギが自生してる!? そんなことある!?」というのは私のような東京からきた人間の感覚だと思いますが、信濃町ではアサツキを買うということはなく、その辺りの草むらにいくらでも生えてるので、取ってきて薬味にすれば美味しい、という世界、これが「ありえない いなかまち」信濃町の現実です。

他にも山に入ればいろいろな種類の山菜や植生物があふれているので、春は自然が好きな人にはたまらない季節です。まわりのみなさんは椎茸などのキノコを育てているので、私も来年からはキノコ栽培を始めてみようと思っています。

野沢菜は春になると菜の花として食べれます
庭の水仙
山の恵み雑草のような山菜はアサツキです

民泊営業もスタート

住宅宿泊事業にて民泊新法での民泊を開始

私たちが買ったのは、ふたり暮らしには大きすぎる家で、使っていない部屋があったので、民泊(住宅宿泊事業)を開始しました。民泊を行うために大きくは、消防法の適合、保健所からの許可が必要になり、長野県条例で定められていることにも合致させて書類を作成していく必要があります。

こちらも最初は全然よくわからなかったのですが、消防署に電話して、保健所に電話してなど、いろいろな方からアドバイスをいただき、無事に許可証が発行され、営業をスタートできました。今は民泊サイトのAirbnb(エアビーアンドビー)に登録することはしていませんが、信濃町であれば民泊でもある程度の集客を見込むことができると思いますので、本気を出せばこれをある程度の本業にすることも可能だと思っています。

私の場合は自分の各種SNSを通して連絡してきた方のみ受け付けています。本当に来たい! と思っていただける方だけをお招きするスタイルで営業しております。宿泊事業をやりたい方はご参考まで。

初めからペンションを建ててお客さんを集めて、というように意気込むより、民泊ぐらいから始めて、徐々に大きくしていったほうが低リスクで立ち上げが可能だと思います。気になる! という方はお気軽にお問い合わせください。信濃町への移住の話や実際の半農半IT生活での農業や仕事の話など、赤裸々に(笑)ご紹介可能です。

どなぽん古民家
稲作体験

黒姫山で根曲がり竹を採って道の駅で売る

黒姫山よりネマガリダケ

信濃町は、西に黒姫山、東に斑尾山など美しい山々に囲まれています。黒姫山は古くから地元の方々が山菜や根曲がり竹などを採りに入る大事な山です。いまでは山菜保護組合に入会して入山許可を得ると、山の恵みを採りに行けるようになります。私も今年は初チャレンジで山菜保護組合に入り、根曲がり竹採りに挑戦しました(※基本的に、信濃町町民で、許可された人のみ山で山菜が採れます)。

ひとりで10kg以上採れるので、めちゃくちゃ楽しいです。私の場合は、これを各種SNSを使って友人・知人へ販売、地元の方々にお配り、それ以外にせっかくなので、道の駅「しなの」の地場産品直売所「いっさっさ」に卸して販売してみよう! と、直売所に登録して販売しました。根曲がり竹は信濃町の名産品で採れる期間も限られています。ただ実際は、朝4時前に起床して、5時には林道のゲートをくぐり、その後、山の中でヤブをかき分けて竹林まで行く必要があるため普通にシンドいです。来年もまた登ります!

根曲がり竹採り
道の駅いっさっさ ネマガリダケ
根曲がり竹の家庭料理

ちなみに、以下が実際に黒姫山に登って根曲がり竹を取ってきたときの動画です。ご興味あれば、覗いてみてください。その他にも信濃町でのリアルな移住生活を発信しています。

増える畑と野菜、その数40種類超え

巨大な家庭菜園

田舎に移住して「農業やってみたい!」と思っている方はいますか? 私もそのうちのひとりでした。私の場合は農業をやってそれだけで生計を立てようとは思っておらず、半農半ITで、仕事の一部として農業をやってみたいというイメージでした。

最初の壁として、

  • 農業をするためには畑が必要だ。
  • 広い畑を持つにはお金がかかる。
  • 農業を正式にやるなら農業委員会に認められて、農家として登録してからでないと農業はできないし、畑も自分名義で買えない。

など、少し調べた方であればぶつかる疑問です。私も実際そう思ってました。東京でシェア畑をすれば、毎月数万円かかるなんて普通です。でも、ここ信濃町は東京とは違います。田舎の広大な土地がある世界です。実際の統計を見ると、信濃町の農地を借りている方の50%以上が、無料で畑や田んぼを借りているというデータがあります。これが事実です。

無農薬で作野菜 家庭菜園

我々も地域の方々から田んぼや畑をお借りしていろいろな農作物を作っています。先日も、「ここに畑があるけど、どなぽんさんの家から近いし、使ったらどうだい!」と突然ご近所さんがやってきて、管理する畑が増えました(笑)。

これが田舎あるあるなんだと思います。自分たちで種を買ってきたり株を分けていただいたりと、あっという間に40種類になって驚いていましたが、この記事を執筆している間にさらに秋冬野菜が増えて50種類近くになっています。来年も同様に楽しみながらがんばります!

斑尾山の麓で美味しいトマト
原付きに野菜を入れて運ぶ
ビーツの大収穫
スイカやメロンも自家栽培

信濃町といえばトウモロコシとトマト

信濃町の最高においしいトウモロコシ
トウモロコシの旬は夏。この写真は4月頃、ご近所さんからいただいた冷凍トウモロコシを茹でて食べているところです。めちゃうま!

信濃町の名産品をご存じですか? 信濃町といえばトウモロコシとトマトが有名です。ちなみに、他にも信濃町の伝統野菜であるボタゴショウ、そして私の住む信濃町古海に伝わる「山餅」なんてものもあります。

トウモロコシとトマトは、信濃町で多くの農家が生産しており、私も生まれて初めて育てました。トウモロコシは、実は熊さんの大好物で、夜中に山から降りてきて畑一帯のトウモロコシを食べ尽くして山に帰っていくという話をよく小耳に挟むので、正直育てるのを悩んでいました。ちゃんとやるなら電柵を張って育てればよいのですが、移住1年目でそこまでやるパワーがなかったので、おそるおそる数十本だけトウモロコシを育ててみました。

結果として、熊さんの餌にはならず、人間様の餌になり本当に美味しくいただけました。トマトにも共通しますが、ここ信濃町は寒暖差が大きく、さらには山水が美味しいので、よい農作物がとれるのです。また私の住む信濃町古海という地域では、数万年前の斑尾山の噴火により火山灰が堆積し、その栄養が農作物によい影響を与えるので、めちゃくちゃ美味しいトマトやトウモロコシがとれると言われています。

ちなみにヤングコーンはご存じですか? 聞いたことある? 知らない? ヤングコーンは、トウモロコシができる段階で廃棄されてしまうミニトウモロコシなんです。トウモロコシは1株に複数の雌穂ができるのですが、1個の雌穂だけを残して残りを間引くことで美味しさも大きさも立派になります。この若採りで収穫する部分がヤングコーンです。これがまた美味。茹でて食べるのが一般的ですが、茹でずにそのままでも美味しい!! 信濃町にきたら、ぜひ味わっていただきたい一品です。

信濃町はトマトも有名です

2021年7月に行われた野尻湖サンデーマルシェでは、トウモロコシをはじめ自家製野菜の販売や、1回100円のヨーヨー釣り屋さんなどを行いました。

採れたてヤングコーン
野尻湖サンデーマルシェへ出店

草刈り草刈り草刈り!

田んぼの草刈り

移住する前までは農業経験ゼロの私たちでしたが、農業を始め、田んぼ(お米づくり)を始め、と1年目からいろいろ手を出してきました。当然農機具なんかも一切もっていない状態です。誰と話をしても絶対に必要なのが「草刈り機」でした。他の農機具は借りてでも何とでもなるが、「草刈り機」だけは揃えたほうがよいとのこと。住んでる人からしたら当たり前すぎる話なのですが、私たちはそんなことすら知らない状況からスタートしました。

5月に人生初めての草刈り機を購入し、草を刈りました。最初はへっぴり腰で全然うまく刈れませんでしたが、人間徐々に慣れるもので、数ヵ月もしたら、だいぶ使い方を覚え、毎日草刈りの日々となりました。移住して1年が経った現在は田んぼ1ヵ所、畑2ヵ所+家の庭という広さで、家庭菜園にしては巨大な面積を管理しています。移住して農業したいと思う方は、草刈り機だけは必須です!

畑の草刈り

初めて作ったお米

どなぽん米 籾殻で保存します

畑も1年生でしたが、稲作ももちろん1年生です。「次、何の作業するの??」というド素人状態でこの半年進んできましたが、周りの方に支えられてなんとかなりました(笑)。みなさん、毎日のようにお米を食べていると思いますが、スーパーで精米されたお米を買って食べている方がほとんどではないでしょうか。お米がスーパーに並べられるまでにどんな苦労があって、どんな作業をして稲が実って、それが白米になるのかを知らない人も多いと思います。かく言う私も、恥ずかしながら今年まで知りませんでした。

美味しいハザカケ米

稲作をやって1年、ほんとうにいろいろ大変なこともありましたが、結果として「やってよかった! できてよかった!」の一言です。自分で作った美味しいお米を食べられる。この幸せを感じられたことは本当に大きいと思います。稲は友人と地域の方々と協力して手植え、そして稲刈りも友人がたくさん参加してくれて、みんなで一緒に刈って、ハゼカケ(収穫した稲を干す作業)をしました。このハゼカケしている様子は、田舎ならではの田園風景で素晴らしいと思います。信濃町でも徐々に高齢化している稲作の作業ですが、私たちも少しずつ知識と経験を貯めて、地域の美しい風景や稲作の伝統を守っていけるようにしたいと感じています。

妙高山が見える田んぼ
長野県信濃町どなぽん米
信濃町古海の集落
昔ながらハザカケで作るお米
信濃町内外の友人とともに米作り

「半農半X」のススメ! 私は「半農半IT」で結構忙しい田舎ライフ

長野県信濃町で半農半IT生活

「半農半X(はんのう はんえっくす)」という言葉はご存じでしょうか? これは、半分は農業をして、半分は別の仕事=Xを持って生きていくという生活スタイルのことを指しています。

昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、田舎へ移住するニーズが高まってきているという話も聞きます。そこで注目されているのが「半農半X」で、その中でも私は、「半農半IT」が田舎のライフスタイルを感じながら快適に生活しやすい方法の1つではないかと思っています。

ITというと、あまりネット業界に精通していない場合、AIを使って、システム構築して、エンジニアとして、などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「IT=Information Technology」、日本語にすると「情報技術」、要は、多くの方が利用しているスマホはまさにITそのものです。つまり、そうしたITを使って仕事をしていく方法を模索して田舎で農業をしながら暮らすスタイル、これが「半農半IT」と思っていただければよいと思います。

私のメインの仕事は、インターネットを通して日本全国のクライアント企業の成長促進を支援するコンサルタント業務やWeb事業全般のサポートです。必要に応じてエンジニアやデザイナーなどの各種専門家と協力して仕事を回すというスタイルです。

1日のスケジュールを紹介すると、朝は6時起床、パソコン仕事と農作業が半々で、そのあいだに打ち合わせや古民家の改修作業をし、夜は23時ごろに就寝。21時すぎに眠くなって寝てしまうこともあります。

6時起床。体操。メールやSNSチェック。庭イジり
7時デスクに向かってパソコンで仕事
8時朝食
9時打ち合わせ。古民家改修。近所の方と会話。冬はスノーボード
12時昼食
13時打ち合わせ。パソコンで仕事。農作業
19時夕食
22時SNS作業、仕事
23時就寝

実は土日もあまり変わらず、強いて言うなら打ち合わせが入りにくいので、その分他にできる作業時間が増える感じです。メールは1日100通、SNSのチャット対応は1日数百通、本当に激しく多いときは1000通を超えて対応しています(※仕事関連の内容が9割8分以上です)。またときどき民泊のお泊り客がいらっしゃるので、いろいろ話をしたりしています。Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、YouTubeなどの各種SNSの私の投稿を見ると、のんびり田舎のスローライフをしているように見えるかもしれませんが、実は意外にも365日忙しかったりします。

ポイントは「基本的に、自分がやりたいと思ったことしか手を出さない」ので、無駄なストレスを抱えず、楽しい田舎暮らしができているんだと思います。今後は、「どなぽん=半農半IT」というキャラクターを確立できるように、信濃町の山奥より情報を発信して、ますます田舎道を突き進んでいきたいと思います。

私の場合は、こんなふうに意外に忙しい(?)田舎生活スタイルを楽しんでいます。ちなみに私は、「ストレングスファインダー」という有名な自己分析テストで「社交性、達成欲、アレンジ、コミュニケーション、個別化」が特に優れていると出ています。よって、いろいろな人と関わり、話をしながらいろいろな仕事をこなして、新しいことを達成できている状態であれば、日々忙しいほうが幸せだという感性です。

もちろん、のんびりしたライフスタイルを求めて移住を考えている方もいらっしゃると思いますが、私のような暮らし方も楽しいですよ、ということをお伝えできればと思いました。ここ長野県信濃町へ移住を検討している方の参考となれば幸いです。

半農半ITどなぽん

田舎冒険ライター 飯田どなぽん

2020年11月後半に信濃町へ移住。大企業2社、中小企業1社を経て信濃町でスーパーフリーランスへ。小さい頃から自然、雪、アウトドアが大好きで、自然あふれる場所で暮らすことを夢見て信濃町に古民家を購入し移住してきました。「ネット環境さえあれば仕事ができる時代を山奥の田舎集落でどう生き抜くか?」をテーマに、この「ありえない、いなかまち。」で人脈0から【仲間】と【仕事】と【暮らし】を作り上げていく生き様を、発信していきます。

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