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山好きに登ってもらいたい!信濃町の周りは魅力的な山ばかり

ありえない、田舎

山好きに登ってもらいたい!信濃町の周りは魅力的な山ばかり

秋も深まってきて、紅葉が美しい季節ですね。
11月ともなると、信濃町のある北信エリアでは、山の上はうっすらと雪が積もり始めます。

美しい山々に囲まれた信濃町は、登山をする人を飽きさせない場所です。
信濃町の地域おこし協力隊で、観光課に配属されている西田さんに、信濃町から行けるオススメの山を紹介していただきます!

登山好きから、登山初心者まで、ぜひ目的地を決める際に参考にしてみてください。

■今回のインタビューはこの人

 

信濃町について

山に囲まれ、ホッとする風景のある町

==信濃町の魅力ってどんなところだと思いますか?
信濃町に限定せず、この「北信越エリア」は本当に最高です。

野尻湖の湖畔沿いは、海外のような雰囲気。
荒瀬原地区や古海地区など、昔ながらの田園風景。古い日本家屋の小さな集落。
そして、この土地にある数々の魅力的な場所のバックには、いつでも変わらずに山の風景があります。

出かけていて信濃町に帰って来た時は、この北信五岳の風景にいつもホッとさせられます。
本当にいいところです。

 

海外を旅して気づいた、この町の可能性


==なぜ、信濃町で働くことを決めたのですか?
趣味のアウトドアスポーツやスノーボードがきっかけで、いつかは田舎に住みたいなと思っていました。
また、英語が好きで、20代の後半から、よく海外に行くようになったのですが、旅行で信濃町に初めて来た時に、旅人的な視点として「ここ面白いな、もっと人が来てもいいのに」って思ったんです。
ニュージーランドやネパールの湖のある町には、多くの外国人観光客が来ている状況なのに、この信濃町はロケーションや自然環境は全然負けていないのに、まだ外国人もそんなに来ていないし。


地域おこし協力隊員の募集があって、「この町でインバウンドの観光PRをしたい」という想いから、応募をして、移住することになったんです。
今は、産業観光課で、信濃町の魅力をもっと世の中に知ってもらうためのお仕事をさせてもらっています。

==普段、おやすみの日はどのように過ごされていますか?
このエリアは自然が多いので、やはりアウトドアで遊ぶことが多いです。

冬は、ほとんどスノーボードをしているのですが(笑)
雪が降るまでの季節は、よく登山をしています。


信濃町は山に囲まれているので、山の選択肢も多く、登山をするには絶好の立地と言えます。

 

西田さんに、信濃町から行けるオススメの山を教えてもらいました


西田さんの選ぶ、信濃町からアクセスが良く、登ったほうがいい山6選。
行ってみましょう!

斑尾山(まだらおさん)


標高は1,382mで、この辺りの山の中では低く、楽に登れて初心者にオススメの山です。
山頂が2つあって、大明神岳の山頂からは、信濃町を一望できます。
登山口から登ると2時間くらい、途中まで車で行けば1時間で登頂できます。
私も「今日は天気がいいから、ちょっと山頂まで行ってこよう」と散歩気分で、もう6~7回は登っています。

晴れた日は、こんな景色が楽しめます!

 

飯綱山(いいづなやま)


標高は1,917mで、斑尾山よりは高い山。
道も整備されていて登山者も多く、初心者にも登りやすい山です。
山頂までは2~3時間くらいで展望も良く、山頂からは長野市が見下ろせます。

 

雨飾山(あまかざりやま)


標高は1,963m。
信濃町から、ちょっと足を伸ばした新潟と長野の境にあります。
ここは日本百名山の1つで、なかなか登りごたえのある山です。
秋は紅葉がとても綺麗で、山頂からは北アルプスを眺められます。
その景色がとても素晴らしくてオススメです。

 

黒姫山(くろひめやま)


標高は2,053mで、このエリアでは一番好きな山です。
森が素晴らしくて、登っていくと、標高が高くなるにつれて、植生が変わって行く様が楽しめます。
ブナやカラマツの森を通って、高層湿地帯を抜け、針葉樹、そして山頂に到達すると視界がひらけ、最後まで飽きることなく登れます。

また、人も少ないので、ゆっくりと自然を堪能できます。
山頂を目指さなくても、森を散歩するだけでもオススメです。

 

妙高山(みょうこうさん)


標高は2,454mで、信濃町からよく見える山の1つです。
日本百名山の1つでもあり、信濃町を囲む北信五岳の中で一番高い山です。
登山は、岩場もあって、結構ハードですが、登りごたえもあって個人的には好きです。
火山特有のカルデラと外輪山があり、「だいぶ登ったな〜」と思ったら、カルデラに一度下がり、また登る、というハードさが、登山好きの心をくすぐります(笑)
山頂からは360度見渡せて、展望は最高です。

 

火打山(ひうちやま)


標高は2,462mで、日本百名山の1つ。
山小屋があって、泊まりで行くこともできますが、1日で登って帰って来ることも可能。
冬はとても雪深い山で、7月になっても雪が残っています。
標高も高い山なので、登られる方は、装備はきちんと準備して行った方がいいです。
山頂まで行かなくても、高山植物や高層湿原を見に行くだけでも価値があると思います。
私も、山頂を目指さずに高谷池(こうやいけ)だけに行くこともあります。
山頂まで行くと日本海も眺めることができ、特に紅葉の時期は景色がたまらなく良いです。

 

山頂を目指すだけが楽しみじゃない

初心者でも楽しめるトレッキングがオススメ

==登山未経験者や装備を持っていない人でも楽しむ方法はありますか?
野尻湖の周辺や黒姫高原、斑尾高原、笹ヶ峰、戸隠高原など、信濃町周辺には、ハイキング・トレッキングルートがたくさんあります。
山頂を目指す「登山」も楽しいですが、最初は山の景色を楽しむ「トレッキング」もオススメです。


秋のシーズンは、標高によって紅葉の位置がどんどん変わっていくので、それも山の楽しみの1つです。
9月半ば頃から、2,000m付近の山頂に近い位置から紅葉をしていき、10月、11月と徐々に、紅葉が下がってくるんです。
10月終わり11月頭くらいになると、1,000m以下の、町の中心があるところが紅葉の見頃を迎えます。

紅葉を見に、その時期にあった標高をトレッキングするのも、とても楽しいので、ぜひ試してみて欲しいです。

 

信濃町の魅力を多くの人に知ってもらいたい


==良い環境ですね。西田さんは信濃町でこれからどんな活動をしていきたいですか?
最近、旅行業の資格を取得しました。登山ガイドの資格も取ろうと考えています。
これから、信濃町やこのエリアの魅力をもっと多くの人に知ってもらうために、観光ガイドの仕事を始めたいと思っています。

日本人はもちろん、英語を使って外国人にも、日本の良さを伝えたいです。
そのためには、もっとこの地域の自然や文化、歴史の知識を上げなければいけないですし、それらを伝えるために英語力も上げなければいけません。
もっといろいろなことを勉強したいなと思っています。

また、現在、地域おこし協力隊として、インバウンド向けの仕事をしているので、任期が終わっても、それを継続してお手伝いできたらと思っています。

 

ありえない、いなかまちから山に登ろう

信濃町の周りには、魅力的な山がたくさんありましたね!
登山好きの方や、登山初心者の方も、是非、トライしてみてください。
信濃町役場に訪れたら、産業観光課で西田さんにアドバイスをもらうこともできますよ。
さぁ、雪が降る前に、ありえない、いなかまちから山に登りましょう!
※登山の際は、天候や地図などの必要な情報・装備を準備し、登山届を提出しましょう。

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