ありえない、田舎
信濃町ってどこ?長野は海無し県だけど海に近い町
長野県は、海が無い県ですよね。
「山ばかり」そんなイメージが先行してしまい、勝手に海とは縁が遠い場所だと思ってしまいます。
しかし、実は信濃町は海から1時間もかからないところに位置しています。
長野県と新潟県の県境に面した信濃町は、実は、海が近いんです。
信濃町町民は、海に対してどんなイメージを持っているのでしょうか。
海無し県サーファー、林さんに信濃町の立地の良さについて聞いてみました。
■今回のインタビューはこの人
海のある山の暮らし
海に通える距離感
==信濃町での暮らしはどうですか?
私は、黒姫高原という信濃町の中でも標高の高い場所に住んでいます。
信濃町の中心に住む人たちからは「山の中」と言われるくらいの位置で、スキー場も5分くらい。
家の周りには、たくさん動物も出るし、雪もスキー場級に積もります。
==海にはどれくらいの頻度で行かれますか?
冬のシーズン以外は、月に数回は行きます。
4月から12月までは、サーフィンをしているので、波がよければ週に2回くらい行くこともあります。
いま、大工の仕事をしているのですが、現場が町内の時は、早朝にサーフィンをしてから仕事に向かうことも。
初夏や秋は、子どもと奥さんを連れてのんびり海で過ごす週末が好きです。
==普段、どこの海に行かれますか?
新潟の直江津あたりの海に行きます。
家から、だいたい40分くらいの距離なので、とても近いです。
昔、東京で働いていた頃は、2~3時間かけて千葉県や静岡県の海に行っていましたが、今は海が近くなって、波があれば毎日でも行きたいくらいです(笑)
海の魅力
海好きは祖父ゆずり
==海を好きになったきっかけって何ですか?
祖父がウィンドサーフィンやってたので、小さい頃、よく海に連れていってもらっていました。
11歳の時に東京から信濃町に引っ越してからはほとんど行かなくなりましたが、祖父に海に連れていってもらったことは今でも鮮明に覚えています。
その時の思い出があるから、海が好きですね。
サーフィンとの出会い
==初めてサーフィンをされたのはいつですか?
社会人になってから社員旅行でオーストラリアに行くことがありました。
ここで、サーフィンを初めてやったのですが、それ以来、どっぷり波乗りにハマりました。
東京で働いていた頃も、休みの度に海に通いました。
信濃町に戻ってからも、家ではサーフィンの映像を観たり。
生活の中にサーフィンは外せませんね。
結婚式もハワイで挙げました(笑)
==直江津の海ってどうですか?
家から近いし、夏でも空いているので、好きな場所です。
ただ、波が無い日が多いですね。
日本海は、夏場はほとんど波が上がらないので、秋以降に行くことの方が多いです。
あと、小さな波の日も多いので、最近ロングボードを買いました。
波に応じて、サーフボードを使い分けて楽しんでいます。
海無し県サーファーの日常
AM 4:00 波を求めて海に向かう
まだ暗い中、車に乗り込み、山を降りて眠る町を通り過ぎる。
海まで、18号をただひたすらまっすぐ行くだけ。
太陽が昇りはじめ、明るくなった頃、林さんは海に着いていた。
「今日は波無しか・・・。」
「そんな日もある。それも自然やサーフィンを楽しむことのひとつ。」
「さて、仕事行くか」
海を背にして、また信濃町へ戻る。
これが、海無し県サーファー林さんの日常。
ありえない、いなかまちから、海へ行こう
山に囲まれた信濃町ですが、実は海に近いって、意外でしたね。
冬は雪山のウィンタースポーツ、夏は海でウォータースポーツ、なんてライフスタイルも叶う場所なんです。
信濃町に来られた際は、少し足を伸ばして、海まで行ってみてはいかがでしょうか。