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【信濃町観光スポット巡り vol.1】一茶記念館で知る、小林一茶の壮絶な人生と意外な素顔

ありえない、田舎

【信濃町観光スポット巡り vol.1】一茶記念館で知る、小林一茶の壮絶な人生と意外な素顔

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良い景色を見ながら一句。

雪とけて 村いっぱいの 子どもかな

さて、皆さんはこの句を聞いたことはあるでしょうか?
では、こちらはどうでしょう?

やせ蛙 まけるな一茶 これにあり

そう、どちらも江戸時代を代表する俳諧師の小林一茶の作品です。
実は、その小林一茶は信濃町が出身なの、ご存知でしたか?

学生時代に教科書で一茶の俳句をいくつか詠んだ記憶はあっても、一茶の生涯を深く学んだ経験がある方は意外と少ないのではないでしょうか?
信濃町の観光スポット一茶記念館を訪れれば、一茶が残した作品や壮絶な生涯、ユーモラスなエピソードなど、一茶の魅力を一度に感じることができます。

俳句好きにはたまらない、一茶記念館

記念館写真

information

利用時間:午前9:00~午後5:00
開館期間:3月20日~11月30日(通常営業)
     ※冬季営業12月1日~3月19日の間も年末年始を除き見学可能(但し、土・日・祝日は要予約)
休館日 :年末年始
入館料:おとな(高校生以上)500円
    こども(小中学生)300円
※冬期間は半額(おとな250円・こども150円)
※障がい者手帳ご提示の方と、付添いの方1名まで半額
※20名以上の場合、団体割引あり

それでは早速、中に入ってみましょう。
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受付前のテーブルには、猫ちゃんが行儀よく座っていました。

近所の猫?それとも野良猫…?
いいえ、彼女は一茶記念館のお偉いさんなんです。

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なんと彼女は、ねこ館長のうみちゃん

初代ねこ館長の兄の意志を受け継ぎ、毎朝誰よりも早く出勤しているのだとか。館内を見回りながら、来館者様たちからの黄色い声援を浴びていました。

一茶の生涯がわかる「常設展示室」

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展示室には、一茶が書き残した作品や一茶の生涯を深く知ることができます。
リアルな模型や15分ほどの短編アニメ、クイズやゲームで一茶のことを学べるスペースもありますので、家族で来館しても楽しめるのが嬉しいポイントですね。

当時の暮らしが分かる「民俗資料棟」

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一茶記念館の中には、信濃町の昔の生活を体感できる「民俗資料棟」もあります。この建物自体も江戸時代後期に建てられた宿場の民家だとのこと。雪深く厳しい気候の中で発達した鍛冶場が見事に復元されており、必見です。

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小包郵便と書かれたリヤカー。今ではネットショッピングで注文した商品がトラックで県をいくつもまたいで翌日に届けられたりしますが、昔の人々は険しい山道を人力で渡って物を届けていたなんて…頭が上がりませんね。

学芸員さんに聞いた、一茶の人生エピソード

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「一茶は江戸時代のブロガーでありツイッタラー!?」

一茶の人気がピークに達したのは没後の大正15年のこと。そこからは三大俳人と称されるまでになりました。一茶がこれほどの俳人になった理由は「現代性」があるから。江戸時代は個人主義の時代ではなかったため、私生活の生々しい様子をそのまま書き記す人はあまりいなかったそうですが、一茶は事細かに私情を書き記していました。現代人がブログやツイッターでプライベートを発信するのと同じようなことを、一茶は江戸時代にしていたのですね。まさに時代の先駆け!

「超ポジティブ!どんな逆境もユーモラスな俳句にしてしまう図太さ」

一茶の人間性で、最も強調されるべき部分は「逆境に負けない図太さ」かもしれません。壮絶な生涯を送った一茶でしたが、どんなことがあってもめげずに生きてきました。49歳で最後の歯が抜けてしまい、歯が全てなくなった時に詠んだのが「がりがりと 竹かぢりけり きりぎりす」。歯が丈夫なきりぎりすと歯が抜けてしまった自分を、「が」と「り」で韻を踏みながらユーモラスに比べています。どこか余裕がある様子が、力強くてかっこいいですよね。

わんちゃんも来館OK

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わんちゃんもカートに入れた状態でしたら入館可能だそうです。わんちゃんをお留守番させるのが心配な時や、わんちゃんとお出かけの際にも立ち寄ることができますね。

一茶記念館はこちら


電車で行った際もアクセスしやすい場所にあります。

「ありえない いなかまちには 一茶あり」

日本を代表する俳人であり、信濃町出身の小林一茶。一茶記念館に来れば当時にタイムスリップして一茶の趣深い俳句や生涯を学ぶことができます。

ねこ館長にも、会いに行ってみてくださいね!

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