ありえない、仕事
インタビュー記事を書くためのリサーチ、取材準備のやり方って?【信濃町ライター養成講座04レポート】
こんにちは! LIG野尻湖オフィスで働くWebディレクターのナンシーです。
最近は野尻湖もめっきり寒くなって、雪が舞う日もちらほら……。
先日、長野県信濃町で開催されている「信濃町ライター養成講座」の第4回に、運営スタッフとして参加してきました! 今回は、そのレポートを書いていきたいと思います。
今回のテーマは前回に引き続き、「企画書を書く⇒取材依頼書を書く」
今回のテーマは「企画書を書く⇒取材依頼書を書く」でした。前半はLIGエディターのケイさんによる「企画書・取材依頼書・構成案」についての講義、後半では取材依頼書を実際に作成するワークショップが開催されました。
まず企画書を固めるうえで大事なのは「リサーチ」をすること。「企画内容を固めるためのリサーチ」、「企画が固まってからの記事制作のリサーチ」の2種類のリサーチについてお話しが展開されました。
まず「企画内容を固めるためのリサーチ」では、記事を呼んでほしい対象(=ペルソナ)を考え、ペルソナが記事を読んでどう考えるのか、読者の心がどう動くのか(=これを「カスタマージャニー」と言うそうです)を、深く掘り下げます。
受講生の活躍の舞台となるのは、まさにこの「ありえない、いなかまち。」。長野県信濃町への移住促進を目的として、信濃町が運営しているWebサイトです。
- 信濃町に移住したいのはどんな人だろう?
- どんな気持ちになったら、実際に移住を検討し実行してくれるだろう?
それらをしっかり考えておくことが、企画を考えるためにとても重要なのだそう。
企画が固まったら、「記事制作をするためのリサーチ」に入ります。
- 企画に最適なインタビュー相手、取材対象はどんなものなのか?
- (既存の記事をチェックしながら)どんな質問をするのがいいか?
を、たくさん調査をして考えておくことが大切、とのことでした。
ちなみにケイさんは、机に座って「企画を考えよう」としているときよりも、散歩をしていたり家事をしていたりするときに、いいアイデアが浮かんでくることが多いらしく、スマホの音声入力機能を使ってアイデアを貯めているそう。
そういえばWebディレクターの私も、お風呂に入っているときや、寝る前のぼーっとしている時間にいい案が浮かんできたりして、急いでiPhoneのメモ帳に書いておく……といった経験があるのを思い出しました!
続いて、構成案作成についてのお話です。
構成案とは、記事の書き方の設計図で、
- 書き出し
- アイキャッチイメージ
- 記事内の写真
- 取材内容
- 記事の最後でのまとめ方
などを盛り込んだ、自分のための資料です。
ちなみにWeb記事でよく見る「こんにちは、○○です」という文章と筆者の写真で展開される書き出しは、自己紹介と導入文を兼ねられるというメリットがあるため、Webメディアでは主流になっているそう(自分で書くときにはあまり意識していませんでしたが、このブログのその書き方になっていますね!)。
また、記事内に使う画像はなるべく撮り下ろし写真がベターだそう。「きちんと取材している」という信頼性、手間をかけていることを、写真一枚で直感的に読者に伝えることができます。記事内写真までこだわって事前にプランを練っておくと、いい記事ができあがりますよね。
インタビュー対象者への「取材依頼書」を作成するワークショップを開催
後半のワークショップでは、前回の企画書作成同様こちらで準備したフォーマットをもとに、各受講生の方がインタビューを依頼する相手に向けての「取材依頼書」作成に取り組みました。
ケイさん、もうひとりの講師であるエディターのきょうこさん、そして私と同じくLIG野尻湖オフィスで働くWebディレクターで、運営スタッフのゆっちさんが、受講生のみなさんの積極的な質問にお答えしていました!
ケイさんときょうこさんによるフィードバック
ワークショップで作成してもらった受講者全員分の取材依頼書に、ケイさんときょうこさんがコメントをしていきます。
企画を作成した方に、企画の概要やどういった人にインタビューするのかをお聞きしながらフィードバックが進んでいきます。なかには、「The Sauna」の管理人である野田クラクションべべーさんへの取材企画を作っている方もいらっしゃいました! みなさん、楽しくインタビューができるとよいですね。今から記事を読むのが楽しみです。
まとめと次回予告
次回は今週12月14日(土)14時※より、LIG野尻湖オフィスで開催です。
※ 申し込み人数が定員に達したため、募集は終了しております。
テーマは、「実際にインタビューして、記事を書いてみよう!」です。信濃町で働く数名の方をゲストとしてお招きし、受講生のみなさんにインタビューをしてもらいます。
いよいよ実際にインタビューする段階までやってきましたね! 無事に皆さんの記事が完成し、リリースされますように!
以上、ナンシーでした。