ありえない、暮らし
仕事も、子育ても、人付き合いも「なんとかなる」。移住して3年、バイタリティあふれる中條夫妻の信濃町ライフ
信濃町を知っている人も、知らない人も、こんにちは。
突然ですが、ありえない信濃町通信のこちらの記事は読まれましたか?
東京の駐車場代と同じ金額で手に入れた理想的な田舎暮らし
3年前に理想的な田舎暮らしを求めて、信濃町に移住された中條夫妻。あれから3年、家族は3人に増え、家も引っ越し、さらに充実した田舎暮らしを送っているそう。
というわけで、今回は移住して3年の中條夫妻に、3年間で変化したことやこの町に根付いて気づいた魅力や生活についてお話を聞きました!
■今回のインタビューはこの人
こんなに大きい家なのに値段は都会の○分の一!?
ーーはじめに、現在のお仕事について教えていただけますか?
寛太楼さん:私は、いま黒姫高原スノーパークに隣接している黒姫ライジングサンホテルで支配人をしています。2016年の6月から支配人になりました。
ーーこれまで、ホテルで働いた経験などあったんですか?
寛太楼さん:いや、それまでは福祉の仕事をしていたのでまったくの未経験でした。ちょうど私が移住してきたときに、ホテルの求人があって、自分自身スノーボードも好きだったのでもっと身近にできるかなと考え、就職しました。
ーーなかなか珍しい経歴ですね。
寛太楼さん:支配人として働かせてもらっていることは名誉あることなので、ありがたいですね。周りの人も応援してくれる環境で頑張っています。自由にのびのびやらせてもらっている一方で支配人という責任はありますね。
ーーちなみに、こちらの家に引っ越しされたのはいつ頃ですか?
寛太楼さん:この家を購入したのは2018年の1月ですが、家主の方の温情もあり2017年の10月にはここに住んでいました。
▲大きい家だからこそ家の中に、こんな大きな遊具だっておける
ーー前回の家もすごく気に入られていたと思うんですが、こちらに引っ越された理由はなんだったんですか?
寛太楼さん:元々は借家に住んでいたんですが、子どもができて、より便利さを求めて家を購入しようと思ったんです。知り合いに紹介してもらってこの物件と出会ったんですが、土地も広いし、景観もいい、DIYでいくらでも変化が楽しめそう。そして値段が東京で買う数分の1ほどで買えると知り、購入を決めました。
▲現在も絶賛DIYで改装中の中條さん宅
ーー引っ越される前のこちらの家はどんな状況だったんですか?
寛太楼さん:家の半分は人が住める状態ではなかったですね。そこで町の補助金を使わせてもらって、リフォームしたんです。購入価格とリフォーム代を合わせても、都会で家を買うより何倍も安い値段で済みましたね。若い人だといろいろな補助金を使えるのでお得ですよ。
※中條さんが実際に利用された補助金
「住宅取得資金利子補給金」(町内の金融機関から受ける融資の利子に対して1/2補助、最大50万円)
「空き家改修等支援事業補助金」(空き家バンクに登録されている物件の改修工事について1/2補助、最大25万円)
▲2階はあるが、2階に上がる階段がない。階段建設予定地がココ
子どももお年寄りも自然と近づく距離感
▲近所の畑のお手伝いをする様子。お年寄りにも愛される
ーー信濃町での子育てはどうですか?
早百合さん:幸せな環境だなと思いますね。地元の石垣島よりいいんじゃないかなって(笑)。四季を感じやすくて、食べ物も遊びも季節によって楽しめる、なにより取れたての野菜を食べられるのはありがたいですね。
家の前の畑を全部歩き回ったり、いっぱい遊んで土だらけになって帰ってきたり、泣いても騒いでもご近所迷惑とかがないので、本当にのびのびと自由に子育てができます。
ーーお子さんと同年代の子どもたちもいますか?
早百合さん:ちょっと上の子とかになるんですけど、休日にも遊びに来てくれたり、地域で繋がりはありますね。
また、木育ルームなかよしでは、子ども同士はもちろん、親同士のコミュニティもあります。母親の会では私と同様に20代、30代で移住してきたという方も何人かいます。
あとは、子どもだけじゃなく、お年寄りとの繋がりもありますね。近くの人が野菜を持ってきてくれたり、集落の人の顔はみんなわかります。
▲大きい野菜を収穫してこの笑顔
車の免許がなくても、仕事がなくても「なんとかなる」
ーー信濃町に来て、いちばん大きく変化したことはなんですか?
寛太楼さん:信濃町にきて、趣味が増えましたね。元々はスノーボードが好きで移住してきたんですが、今では畑を始めたり、DIYを楽しんだり、いろんなことをやってます。あとは、時間の使い方が変わりました。都会にいた頃は、毎日ずっと仕事づけでしたが、いまは趣味の時間がずいぶん増えました。
▲寛太楼さん愛用の電動工具たち、家の中には多くのDIYグッズが並ぶ
ーーとても充実した生活を送ってるんですね。
寛太楼さん:本当に自由度が段違いですね。都会じゃ音がうるさくて電動のこぎりも使えない。最近だと、ボロボロの車を買って、自分で配線とかを修理しました。こっちに来てチャレンジ精神は養われましたね。やったことがなくても「なんとかなる」んですよ。
ーー「なんとかなる」って心強いです(笑)。
寛太楼さん:つくづくなんとかなりますよ。車の免許がなくても、人付き合いも、仕事も。
▲家の庭には、苺がある。収穫も楽しみ
ーー逆にお二人の中で移住して3年間変わらなかったことってありますか?
寛太楼さん:根本的な部分はなにも変わっていないと思いますが……。あえていうなら二人の愛とか?(笑)。というのは冗談で、スノーボードが好きっていう気持ちは変わっていないですね。ただ前よりは行ける回数がかなり減りましたが……。子どもが大きくなったらまたやりたいなと思っています。
なんでも楽しめるチャレンジ精神が鍵
ーー聞けば聞くほど素敵なライフスタイルですね。
寛太楼さん:やりたいことが毎日新しく見つかるような環境で、まだたったの3年です。黒姫山や野尻湖をはじめ、開拓したい場所はいっぱいありますよ。ゆっくりゆっくり、時間をかけて楽しんでいこうと思います。
ーー最後に3年間住んでみて、あらためて感じる信濃町の魅力について教えてください。
寛太楼さん:他と比べたわけではないですけど、暮らしやすい場所ですね。インター(上信越自動車道の信濃町インターチェンジ)が近くて交通も便利だし、海なし県の長野だけど、上越まで出れば海も近い。実際、使えるお金もこっちに住んだ方が多いんじゃないかなと思います。自分のやりたいことにチャレンジできる環境が魅力ですね!
ありえない、いなかまち、夢のマイホームと子育て
移住して3年、信濃町に根を張り、地域の方との繋がりや大きな一軒家も手に入れた中條さん。毎日新しい発見に溢れ、やりたいことは次々に増えているそうです。信濃町だからできるライフスタイルの実現、お話を聞けば聞くほど素敵な毎日を送られています。
人生を充実させてくれる町がここ信濃町、移住を考えている方は、ぜひ移住・定住促進係にお問い合わせください。