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【イベントレポート】豪雪の里「古海(ふるみ)」で”異日常*”を楽しむ1DAYツアー
こんにちは、信濃町ファンクラブです!
今回は信濃町で開催した体験型イベントの様子をお届けします。
*異日常:誰にとっての日常でもない体験の非日常とは違い、体験者にとっては非日常であっても誰かにとっては日常の体験
目次
- 古海の日常をファンクラブで体験
- 古海の郷土料理を雪とともに
- 豪雪の里山歩きを旧道で
- 心温かい古海の人たちとの交流
- 信濃町・古海で田舎の温かさを感じました
古海の日常をファンクラブで体験
信濃町のなかでもトップクラスの積雪量を誇る「古海地区」。
ほとんどが山で囲まれた小さな盆地に豊かな水が流れ込むため、平地もほとんどが田畑になっています。残りの少しの平地や斜面に人家があるその景色は、どこをとっても「日本の原風景」と呼ぶにふさわしい風情です。

そんな古海の日常をファンクラブ会員のみなさんと覗いてみました。
古海の郷土料理を雪とともに
古海ではかつて炭焼きが盛んで、里山の各所に炭焼き場があったといいます。重い木材を切り倒し、山の中で長い時間をかけて炭の面倒を見る男衆のエネルギー補給はこの「山餅」でした。
炭焼きをしなくなった現在も地区の集まりなどでよく食べられるそうです。

五平餅のような風貌ですが、普通のお米を「半ごろし(方言で半潰しの意)」にしたものに「エゴマ」を炒ったものを混ぜた特製味噌ダレを塗って食します。汁物には豚汁、付け合わせに自家製の漬物も合わせて頂きました。

天気にも恵まれたこの日は外で山餅を炭で焼き、白銀の世界の中で古海の方とのコミュニケーションを取りながら楽しみました。

豪雪の里山歩きを旧道で
会場となった古海地区の中心部から峠を越えた先に、野尻湖に接する「菅川(すがかわ)地区」があります。
40年程前までこの2か所をつなぐ車道はなく、狭い峠道を歩いて移動していました。現在は地図にも表示されないその旧道を当時の人の気持ちになってスノーシューで歩いてみました。

登りを終えると杉が少なくなり、天然ブナ林が広がります。旧道がまだ使えた当時は子供だったおじい達によると、ここでカブトムシをよく獲っていたそうです。
ガイドを担当した西田さんもこの標高でブナ林があるのはとても珍しいことだと語ります。冷涼な信濃町ならではかもしれませんね。

峠を越えると眼下に野尻湖と隣接する菅川地区の風景が広がり、峠越えの達成感が高まります。

ゴールの菅川神社には3本の大杉があり、一番太いものは幹周りが8mを越えています。この杉の推定樹齢は1000年とされ、町の天然記念物に指定されています。この圧倒的な生命の力強さに参加者の方々も息をのみました。


心温かい古海の人たちとの交流
スノーシューで疲れたところを会場でおやつを用意して待ってくれた古海の方たち。日が傾き、冷えた体を心から温めてくれました。

最後はみんなで感想や感謝を伝えて、和気あいあいとした雰囲気でツアーは終了となりました。

信濃町・古海で田舎の温かさを感じました
いかがでしたでしょうか?この記事からだけでも信濃町では失われゆく文化を大切にしながら、外から来た人にも温かく接してくれる方々がいることが伝わったのではないでしょうか。この風情と人の温かさが信濃町古海には溢れています。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた古海の皆様、本当にありがとうございました!!

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